こんにちは、釣りケン(turiken753)です!
今回はショアジギングなどで使用されるPEラインについて解説していきたいと思います。
PEラインとは
PEラインとはポリエチレン(polyethylene:PE)を素材に用いた糸で、2000年頃に登場して以来、様々な釣りで主流として使われています。
4本編み、8本編み、12本編み
PEラインは1本では硬く扱いづらいために、細い原糸を複数本編み込むことで作られています。
その編み込み方により同製品でも4本編み(X4)、8本編み(X8)、12本編み(X12)があり、選択に悩まれた方もいらっしゃるかと思います。
同じ号数なら編み数が少ない方が原糸1本1本の太さが太く耐摩耗性に優れると言われ、編み数が多い方が原糸1本1本が細くなりしなやかになると言われています。
編み数が少ないことの特徴
- 原糸1本1本が太く、耐摩耗性に優れる
- 表面に凹凸ができる、糸鳴りの原因となり飛距離も落ちる
- 張りのあるラインになる
編み数が多いことの特徴
- 原糸1本1本が細く、摩耗に弱い
- 表面が滑らかになる、糸鳴りもしにくく飛距離が出る
- しなやかなラインになる
- 低伸張で感度が良い
使い分け
編み数が多くなればなるほど原糸1本1本は細くなり摩耗に弱くなりますので、極細PEを用いる釣りでは4本編みを用いることが無難でしょう。
逆に大きい号数のPEを用いる釣りでは原糸1本1本の細さを気にする必要はあまりないので、8本編みのPEを用いた方が表面が滑らかで飛距離が伸びるでしょう。
編み数が少ないPEが向いている釣り
- 極細のラインを用いる釣り(アジ、メバルなどのライトゲーム)
- 飛距離を求めない釣り(船上で行うバーチカルな釣り)
編み数が多いPEが向いている釣り
- 比較的太いラインを用いる釣り(ショアジギング)
- 飛距離を求める釣り(陸釣り全般(エギング、シーバスなど))
但し、基本的に編み数が多くなるほど製品の値段も高くなりますので懐事情とも相談になります。
余裕があれば編み数が多いPEラインを用いれば良いですが、4本編みだから決して釣りができないというわけではありません。
私も最初は4本編みでショアジギングをしていましたし、今でもメインでない釣りは4本編みで行っています。
まとめ
PEラインはその編み込み数によってラインの特徴が違います。
基本的に編み数が多くなるほど値段も上がり良い性質が増えますが、極細PEラインを用いる釣りでは編み数の少ない(原糸の太い)ラインを選びましょう。