こんにちは、釣りケン(turiken753)です!
ルアーフィッシングで欠かせないPEラインですが、購入するときに「X4」「X8」「X12」という表記を見かけたことはありませんか?
これらはPEラインの編み数を表しており、4本編み・8本編み・12本編みでは、表面の滑らかさや使用感、価格などが異なります。
「8本編みの方が強いの?」「4本編みは飛距離が落ちる?」「高価な12本編みを選ぶ必要はある?」
今回はそんな疑問を解消するために、PEラインの編み数による違いと、釣り方に合わせた選び方を詳しく解説します。
結論|PEラインは8本編みがおすすめ!用途によって4本編み・12本編みも選ぼう
結論から言うと、迷ったら8本編み(X8)のPEラインがおすすめです!
8本編みは表面が滑らかで糸鳴りが少なく、キャスティング性能と価格のバランスに優れています。ショアジギングやエギング、シーバスなど、幅広い釣りに使いやすいのが魅力です。
一方、できるだけ費用を抑えたい場合は4本編み、ラインの滑らかさや使用感をさらに追求したい場合は12本編みも候補になります。
それぞれの特徴を比較すると、次のようになります。
| 比較項目 | 4本編み(X4) | 8本編み(X8) | 12本編み(X12) |
|---|---|---|---|
| 表面の滑らかさ | 凹凸が出やすい | 滑らか | 非常に滑らか |
| 糸鳴り | 大きめ | 小さめ | 小さめ |
| 飛距離 | 標準的 | 伸ばしやすい | 伸ばしやすい |
| しなやかさ | 張りが出やすい | しなやか | しなやかな製品が多い |
| 直線強度 | 製品による | 製品による | 製品による |
| 耐摩耗性 | 製品による | 製品による | 製品による |
| 価格 | 比較的安い | 中程度 | 比較的高い |
| おすすめの用途 | コスト重視・船釣り | ショアジギング・エギングなど幅広い釣り | 遠投・使用感重視 |
※同程度の号数における一般的な傾向です。実際の性能は原糸の品質、編み方、コーティングなどによって異なります。
重要なのは、編み数が多ければ必ず強いというわけではないことです。
それでは、なぜ編み数によって使用感が変わるのか、順番に見ていきましょう。
PEラインとは?編み数によって何が変わる?
PEラインは、ポリエチレン繊維を使用した釣り糸です。
ナイロンラインやフロロカーボンラインと比較して、細い号数でも高い引張強度を確保しやすく、伸びが少ないという特徴があります。
そのため、遠投が必要なショアジギングから繊細なアタリを捉えるライトゲームまで、さまざまな釣りで使われています。
PEラインは非常に細い繊維を束ね、それらをさらに複数本編み込んで作られています。この編み込む束の本数によって、4本編み(X4)、8本編み(X8)、12本編み(X12)などに分かれます。

編み数が多いほど表面が滑らかになる
同じ号数で比較した場合、一般的には4本編みよりも8本編み、8本編みよりも12本編みの方が、編み込む1本1本の束が細くなります。
細い束を多く使って密に編み込むことで、ラインの断面が円形に近づき、表面の凹凸も小さくなりやすくなります。
この構造の違いが、ガイドを通過するときの抵抗や糸鳴り、ラインのしなやかさなどに影響するのです。
ただし、編み数だけですべての性能が決まるわけではありません。実際には、各メーカーの製造技術や表面加工も大きく関係しています。
4本編み・8本編み・12本編みの特徴とメリット・デメリット
4本編み(X4)|価格の安さが最大の魅力
4本編みは、4本の糸の束を編み込んで作られたPEラインです。
同じ号数なら8本編みよりも1本1本の束が太くなるため、ライン表面には比較的大きな凹凸ができます。
そのため、ガイドとの摩擦によって糸鳴りが発生しやすく、遠投性能や巻き心地では8本編みに劣ることがあります。
一方、比較的安価で購入できることが4本編みの大きなメリットです。
私もショアジギングを始めた頃は4本編みのPEラインを使用していましたし、現在でもメインではない釣りには4本編みを使うことがあります。
8本編みと比べて多少糸鳴りが大きくても、実釣で十分に使えるラインです。
また、4本編みは構成する糸の束が太いことから、根ズレに強いと紹介されることもあります。
ただし、実際の耐摩耗性は編み込み密度やコーティングにも左右されるため、「4本編みの方が必ず擦れに強い」とは言い切れません。
価格を抑えながら気軽に使いたい方には、4本編みが有力な選択肢になります。
8本編み(X8)|飛距離・使用感・価格のバランスが良い
8本編みは、8本の糸の束を編み込んだPEラインです。
4本編みと比較して表面が滑らかになりやすく、ガイドを通過するときの摩擦や糸鳴りが少ない傾向があります。
特に、何度もキャストを繰り返すショアジギングやシーバス、エギングなどでは、その違いを感じやすいでしょう。
ライン表面が滑らかになることで放出抵抗が減り、飛距離の向上も期待できます。
ただし、飛距離はラインの号数やコーティング、使用するロッド・リール、ルアーの重量などにも左右されるため、4本編みから8本編みに変更すれば必ず飛距離が伸びるわけではありません。
価格は4本編みより高い傾向にありますが、現在は比較的購入しやすい8本編みの製品も増えています。
コストと快適性の両方を重視するなら、8本編みが最もおすすめです。
12本編み(X12)|滑らかさと使用感を追求した高性能ライン
12本編みは、さらに細い12本の糸の束を編み込んだPEラインです。
高密度に編み込むことで断面を円形に近づけ、表面を滑らかに仕上げた製品が多く、糸鳴りの軽減やスムーズな糸抜けが期待できます。
例えば、シマノの「ピットブル12」やダイワの「PEデュラセンサー×12EX+Si3」などは、独自の編み込み技術によって滑らかさや強度、耐摩耗性の向上を図っています。
そのため、12本編みだから摩耗に弱いというわけではありません。
一方、製造工程が複雑になることなどから、価格は高めに設定される傾向があります。
8本編みでも十分な性能を得られるため、必ずしもすべての釣りで12本編みが必要とは限りません。
飛距離や巻き心地など、ラインの使用感にこだわりたい方におすすめです。
PEラインの強度は編み数で変わる?
PEラインを選ぶ際に気になるのが、4本編みと8本編みではどちらが強いのか、という点です。
実は、編み数だけでPEラインの強度を判断することはできません。
引っ張る力に対する強度は、使用する原糸の品質、繊維の量、編み込み方法などによって変わります。
例えば、YGK(よつあみ)の「エックスブレイド スーパージグマン」を同じ2号で比較すると、メーカーの表示強力は次のようになっています。
| 製品 | 号数 | 表示強力 |
|---|---|---|
| スーパージグマン X4 | 2号 | 30lb |
| スーパージグマン X8 | 2号 | 35lb |
同じシリーズの比較では、8本編みの方が高い強力を示しています。
しかし、8本編みだから4本編みの2倍強いわけではありません。また、この数値は新品のラインにおける表示強力であり、傷が入った状態や結束部分の強度まで保証するものではありません。
ラインを選ぶときは編み数だけでなく、号数とメーカーが公表している強力(lb・kg)も確認することが重要です。
なお、PEラインの号数は日本釣用品工業会の標準規格では繊維の重さを基準としており、1号は200デニールに相当します。直径や引張強度を直接規定するものではないため、同じ号数でも製品によって性能に違いがあります。
根ズレに強いのは4本編み?8本編み?
「4本編みは擦れに強く、8本編みは擦れに弱い」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
4本編みは構成する糸の束が太いため、局所的な摩耗に対して有利になる場合があります。
一方、8本編みや12本編みでも、密に編み込んだり、特殊な表面加工を施したりすることで、耐摩耗性を高めた製品があります。
そのため、編み数だけを基準に耐摩耗性の優劣を決めることはできません。
特に、磯やテトラなどの障害物が多い場所では、編み数の違い以上に、ラインが岩などに直接触れないようにすることが重要です。
PEラインは高い引張強度を持つ一方、鋭利な障害物との接触には注意が必要です。
根ズレが想定される釣りでは、適切な太さと長さのショックリーダーを使用し、PEライン本体が障害物に擦れないようにしましょう。
釣り方別|4本編み・8本編み・12本編みの選び方
ここまで編み数の違いを解説してきましたが、実際にはどのラインを選ぶべきなのでしょうか?
私が重視しているのは、釣り方に合わせた選択です。
ショアジギング|基本は8本編みがおすすめ
ショアジギングでは、沖のナブラや潮目に向かってルアーを遠投することも多く、キャスティング性能が重要になります。
そのため、表面が滑らかで糸鳴りが少ない8本編みがおすすめです。
特に、メタルジグを何度もキャストする釣りでは、ラインの放出がスムーズなことは大きなメリットになります。
もちろん、予算を抑えたい場合は4本編みでも十分に楽しめます。
私自身もショアジギングを始めた頃は4本編みを使用していました。
まずは4本編みから始め、飛距離や糸鳴りが気になるようになったら8本編みを試してみるのも良いでしょう。
エギング・シーバス|8本編みを中心に選ぼう
エギングやシーバスフィッシングでも、8本編みがおすすめです。
エギングでは繰り返しキャストするだけでなく、ラインの動きからアタリを判断する場面もあります。
8本編みの滑らかさやしなやかさは、こうした釣りでもメリットになります。
より滑らかなラインを求める場合は12本編みも選択肢になりますが、価格差を考えると8本編みで十分と感じる方も多いでしょう。
アジング・メバリング|極細PEでも編み数だけで判断しない
アジングやメバリングなどのライトゲームでは、0.2〜0.4号程度の極細PEラインを使うことがあります。
細いPEラインでは、強度や耐摩耗性が特に重要になります。
ただし、「細いPEラインだから4本編みが良い」と一概には言えません。
8本編みや12本編みでも、極細号数に対応した高性能な製品があります。
ライトゲームでは、編み数だけでなく、ラインの張りやしなやかさ、視認性、強度なども確認して選びましょう。
なお、ライトゲームではPEライン以外にエステルラインやフロロカーボンラインを使用することもあります。
オフショアジギング・タイラバ|価格と必要な性能で選ぼう
船から真下に仕掛けを落とすバーチカルな釣りでは、ショアからのキャスティングほど飛距離を重視する必要がありません。
そのため、オフショアジギングやタイラバでは4本編みも十分に選択肢になります。
特に、水深のあるポイントを狙うために長いラインを巻く場合は、価格を抑えられるメリットがあります。
一方、8本編みは糸鳴りや巻き心地の面で快適に使いやすく、こちらもおすすめです。
タイラバやジギングでは、水深やラインの放出量を把握しやすいマルチカラータイプを選ぶと便利でしょう。
おすすめのPEライン3選
ここからは、4本編み・8本編み・12本編みの代表的な製品を紹介します。
① エックスブレイド スーパージグマン X4|コスト重視ならこれ!
YGK(よつあみ)の「スーパージグマン X4」は、コストパフォーマンスに優れた4本編みPEラインです。
独自の編み込み技術や加工によって強度や耐摩耗性にも配慮されており、近海のジギングをはじめ幅広い釣りに対応しています。
4本編みは比較的安価で購入できるため、釣行回数が多く、定期的にラインを巻き替えたい方にもおすすめです。
初めてPEラインを使用する方や、サブタックル用のラインを探している方にも良い選択肢でしょう。
② エックスブレイド スーパージグマン X8|迷ったらこれ!
同じくYGKの「スーパージグマン X8」は、8本編みのPEラインです。
高密度の編み込みと独自の加工によって、強度や使用感の向上を図っています。
4本編みよりも滑らかな表面に仕上がりやすく、ショアジギングなどのキャスティングを繰り返す釣りにもおすすめです。
私としては、価格と性能のバランスを重視する方には、まず8本編みをおすすめします。
③ シマノ ピットブル12|12本編みを試したい方に!
シマノの「ピットブル12」は、12本編みを採用したルアーキャスティング用PEラインです。
独自の「TOUGH CROSS 2」工法によって、表面の滑らかさや強度の均一性、低伸度化などを追求しています。
ガイドとの摩擦を抑えたスムーズなライン放出や、ダイレクトな操作感を求める方に適した製品です。
12本編みならではの使用感を試してみたい方は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
なお、12本編みにはダイワの「PEデュラセンサー×12EX+Si3」など、耐摩耗性や滑らかさを追求した製品も登場しています。
PEラインを選ぶときに注意したい3つのポイント
① 編み数よりも先に号数を決めよう
PEラインは編み数によって特徴が変わりますが、実際の釣りでまず重要になるのは号数です。
狙う魚の大きさや使用するルアーの重量、釣り場の障害物などを考慮して、適切な号数を決めましょう。
そのうえで、予算や求める使用感に合わせて4本編み・8本編み・12本編みを選ぶと失敗しにくくなります。
② ショックリーダーを忘れずに使用しよう
PEラインは伸びが少なく、高い引張強度を持つ反面、根ズレや急激な衝撃には注意が必要です。
そこで、PEラインの先端にはナイロンやフロロカーボンのショックリーダーを接続するのが一般的です。
リーダーは根ズレ対策や衝撃の緩和に役立ちます。
ただし、リーダーを接続すれば根ズレによるラインブレイクを完全に防げるわけではありません。
釣り場に合わせて適切な太さと長さを選び、傷が入っていないか定期的に確認しましょう。
③ 高価なラインでも定期的な点検・交換が必要
12本編みなどの高価なラインを購入したからといって、いつまでも使い続けられるわけではありません。
釣行を重ねると、岩やガイドとの摩擦、繰り返しの使用などによってラインが傷むことがあります。
特に、リーダーとの結束部分に近いPEラインは傷がないか確認しましょう。
毛羽立ちや傷が目立つ場合は、傷んだ部分を切って結び直すか、必要に応じてラインを巻き替えることが大切です。
PEラインの編み数についてよくある質問
Q. 4本編みと8本編みでは、釣果に差が出ますか?
編み数だけで釣果が決まるわけではありません。
ただし、8本編みは表面が滑らかで糸鳴りが少ない傾向があるため、快適にキャストを繰り返せるというメリットがあります。
飛距離や使用感の違いが釣りやすさにつながる可能性はありますが、4本編みでも十分に魚を釣ることができます。
Q. 8本編みは4本編みの2倍強いのですか?
いいえ。編み数が2倍だからといって、ラインの強度が2倍になるわけではありません。
強度は号数や原糸、編み方などによって異なります。
同じ号数で比較する場合は、メーカーが公表している強力表示も確認しましょう。
Q. 12本編みは8本編みよりもおすすめですか?
必ずしもそうではありません。
12本編みは滑らかさや使用感に優れた製品が多い一方、価格が高い傾向にあります。
8本編みでも十分な性能があるため、価格差に見合うメリットを感じるかどうかで判断しましょう。
まとめ|PEラインは釣り方と予算に合わせて選ぼう!
今回は、PEラインの4本編み・8本編み・12本編みの違いについて解説しました。
4本編みは価格の安さが魅力で、8本編みは飛距離や使用感、価格のバランスに優れています。12本編みは、さらに滑らかなラインを求める方におすすめです。
私自身もショアジギングを始めた頃は4本編みを使用していましたし、現在でも用途によって使い分けています。
初めて購入する方や、どれを選ぶか迷っている方は、まず8本編みを選んでみると良いでしょう。
もちろん、4本編みでも十分に釣りを楽しめますし、12本編みが必ず必要というわけでもありません。
自分の釣り方や予算に合ったPEラインを選んで、快適に釣りを楽しみましょう!
PEライン以外のナイロン・フロロカーボンなどの特徴については、こちらの記事でも解説しています。


