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泳がせ釣り釣行記 【コノシロ泳がせでブリをゲット】

こんにちは、釣りケン(turiken753)です!

今回は私が過去に泳がせ釣りでブリを釣ったときの話を紹介したいと思います。

 

泳がせ釣りとは

泳がせ釣りとはアジなどの生きた魚を針にかけて泳がせ、それに食いついてきた魚を釣る釣法です。ノマセ釣りとも呼ばれます。

サビキの合間にもう1本竿を出せば簡単に大型の魚が釣れるので、人気の釣り方の一つです。

 

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2020年12月12日

2020年12月12日、私は普段からよく行く八幡浜市の釣り場に釣行していました。

 

暗いうちには落としこみでカサゴなどの根魚を狙うのが私のルーティーンで、日が昇らぬうちは落としこみ釣りでカサゴを狙いました。

しかし、その日はなぜかカサゴは釣れず‥。

代わりに時折水面が波打ち、何かしらの魚の群れの気配を感じていました。

 

気配の主は

日が昇り始めると、水面をざわつかせていた気配の主が分かりました。

 

 

コノシロです。(コノシロはコハダの成魚の名で、コハダならば寿司ネタとして聞いたことがあるかもしれません。)

 

水面に何十〜何百と群れを成していましたので、そこに小さめのルアーを通してやると引っ掛け釣りの要領で釣れました。

私はコノシロを釣ったことがなかった上、比較的簡単に釣れましたので面白くなり10匹程度コノシロを釣って楽しんでいました。

 

なぜ群れをなしているのか

コノシロを釣っていると、しばらくしてあることに気づきました。

コノシロの群れに時折何かが突っ込み、コノシロが集まったり離れたりしているです。

偏向グラスをかけ、水中に目を凝らしていると‥。

「ブリだ!」

なんとコノシロの群れを少なくとも3匹のハマチ〜ブリが追い回していたのです。

ブリに追われてコノシロが湾内に集まったのか、それとも集まったコノシロにブリが寄ってきたのかは定かではありませんでしたが、とにかくブリがコノシロの群れに繰り返し突っ込んでいたのです!!

 

なんとかして釣りたい

そうと分かればコノシロ釣りなど二の次でブリを狙いたくなるのが釣り人の性。

私もすぐさま竿をショアジギングロッドに持ち替え、ミノーを投入しました。

ミノーは今までにハマチを釣ったことがある実績のあるミノーをコノシロの群れのすぐ側を通るようなコースで引いてきましたが、反応はなし。

何度か試し、次に仕方がないのでコノシロを散らしてしまうかもしれませんが、群れの中にミノーを通してみました。

すると、コノシロはミノーが近づくと多少散りましたが、ブリがミノーのあとをピッタリとつけてくるではありませんか!

「これは釣れるかもしれない!」と期待した矢先、ブリは岸まで追ってきてUターンし帰っていってしまいました。

その後も追ってきて食わずというパターンが何度も繰り返され、ルアーのアクションを変えたり、ストップを入れたりしましたが、結果は同じでした。

水面を意識しているのならばと、コノシロを散らす覚悟でポッパーまで投入しましたが結果は変わらず‥。

どうしていいかわからず、再びミノーを投げていましたが、そこに地元のおじいさんが散歩に現れました。

 

おじいさんの一言

「釣れたかな(釣れましたかの意)(伊予弁)」

普段から釣り場で会い、顔見知りになっているおじいさんは私に話しかけてくれました。

「コノシロは釣れましたけど、その群れを追っかけているブリが釣れないんです。手前まではルアーを追いかけてくるんですけど‥」

私がそう答えると、

「それはコノシロを針にかけて泳がせるんよ」とおじいさんは笑いながら去って行きました。

 

私は今まで泳がせで大物を釣ったことがなく、泳がせ釣りのラインシステムを信頼していなかったこともあり、コノシロを泳がせることを躊躇し、それでもルアーを投げ続けました。

しかし、やはり釣れません。

仕方なくダメ元でコノシロを泳がせてみることにしました。

運よく泳がせ用のロッドを車に積んでいたので、仕掛けをセットしてコノシロを投入します。

群れから逸れた感じを演出するために、群れから少し離れた場所に投入しました。

 

泳がせてみると

コノシロを投入しドラグを緩めて泳がせの竿は立てかけておき、私は引き続きミノーを投げ始めていました。

すると‥

「びぃーーーーー」

コノシロ投入から30秒もしないうちにブリが食いついて、凄まじい勢いで糸が出され始めました。

私は急いで泳がせ竿に駆け寄り、竿を持ち、ドラグを締めて、合わせを入れました。

 

しかし、

「すかっ」

合わせを入れるのが早すぎたのかすっぽ抜けてしまいました。

コノシロは25 cm程度と大きかった上に、そのとき持ち合わせていた最大の針がチヌ針4号でしたので今考えるとすっぽ抜けるのも当たり前です。

 

気を取り直して再投入です。

「こんなに早く釣れるなら次も釣れるだろう」と考え、今度はあえて群れの中に投げ込みました。

すると、投入から10秒もしないうちに

「びぃーーーーー」

再び糸が出されます。

「今度こそは取りたい」

そう胸に誓い、興奮のなかブリがコノシロを飲み込むのを待ちます。

先ほどと比べて5秒程度糸を引き出させました。

5秒といえどもブリはものすごい勢いで糸を出して行きますので、とても長い時間に感じました。

そして、ドラグを締め、合わせを入れます。

「ドン!」

さっきとは違うずっしりとした重みが竿から伝わります。

そしてドラグを締めているにも関わらず、糸はお構いなしに出ていき、巻きとっても巻きとっても出ていく量の方が多いのではないかと感じるほどでした。

巻き取っては出され、巻き取っては出されを繰り返すうち、段々と向こうも疲れてきて岸に近づいてきているのが感覚でわかるようになってきました。

そして、遂に目視で確認できるところまでブリが寄ってきました。

「で、でかい!」

目で見えるその青白い巨体はとても大きく、岸に近づくとなお抵抗の度合いを増します。

こちらもなんとか逃さないように必死に対抗して、タイミングを見計らいタモを投入しました。

 

 

こちらが釣り上げたブリです。

よく肥えた86 cm、7.2 kgの大物でした。

しっかりとカンヌキに針がかかっていました。ナイロン6号はよく見ると伸ばされて縮れていますね(やばい‥)。

 

その後

まだ生きたコノシロがバケツの中に1匹だけ残っていましたので、同じく投入。

今度は1分程して

「ガタン!」

危うく竿が海に飛び込みかけました。

理由はブリがあまりにも激しく引っ張ったためにラインがガイドに巻きついてしまったため。

慌ててガイドに巻きついたラインを外しましたが、時すでに遅し。

ブリは違和感を感じてコノシロを吐き出してしまいました。

コノシロは瀕死状態になり、泳がせは不可能に。

その頃にはコノシロの群れも岸から少し遠ざかっていたので、新たに調達することもできず‥。

ここでやむなく釣りは終了することになりました。

 

釣果

その日の釣果はブリ1匹、コノシロ2匹(泳がせで何匹か失いました)、父が釣ったカサゴ4匹でした。

 

泳がせ釣りの極意

泳がせ釣りはサビキで釣れる魚を現地調達して泳がせたり、釣具屋でアジを買ってきて泳がせたりしますが、よく考えれば食べている魚を泳がせてやるのが一番効率が良いとこの体験で知ることができました。(皆さんも寿司を食べたい気分の時に、餃子が落ちていても見向きもしませんよね。)(私が餃子嫌いなわけではありません笑。)

フィッシュイーターが目視できない場合は一般的に餌となるであろう魚を泳がせるしかないですが、フィッシュイーターが餌を追い回しているのを目視できる場合や小魚の群れの様子がおかしい場合には、その餌となっているであろう魚を釣って泳がせるのが一番なのかもしれません。

私はこのとき小型のジグでコノシロを引っ掛けて釣りましたが、引っ掛け釣りにはギャング針という専用の釣具もありますので一度目を通しておいてください。(ギャング針は必要以上の魚を乱獲し、釣った魚を傷つけてほぼリリース不可能にするといった欠点もありますのでご注意ください。)

おじいさんが与えてくれたヒントで泳がせ釣りの重要な極意について再認識することができました。

釣り場では様々な人とコミニュケーションを取ることによって考えの幅が広がります。まずは自分から簡単に挨拶するよう心がけましょう。

 

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釣りを始めて3年が経ちましたので、今までの喜びやつまづきをリアルな体験談として少しづつ綴っていこうと思います。 情報を交換したり、釣りに関する悩みを相談しあえるような場を目指しております。どうか皆様のお力をお貸しください。

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