こんにちは、釣りケン(turiken753)です!
今回は釣りにハマってくると避けては通れないリールの下巻きや糸巻きについてお話ししたいと思います。
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糸巻き
皆さんリールへの糸巻きはどうしていますか?
有料でやってくれる釣具屋さんもありますが、自分でできたほうが安く済みますし、ラインの巻き替えにも対応できるようになるのでこの機会に覚えてしまいましょう。
準備
下巻きは必要か
「パワーや剛健性を求めて大きなリールを使いたいけど、それでいて細糸で釣りをしたい」
そんな悩みを解決するのが下巻きです。
下巻きとはメインラインの下に糸を巻いて厚みを出させることです。
下巻きをすることによって高価なメインラインを大量に用意する必要がなくなりますし、糸とスプールとの間に段差ができにくくなりラインの放出が滑らかになります。即ち飛距離がupするのです。
まずは自分のリールと用意したラインを見て、下巻きが必要かどうかを判断しましょう。
リールのスペック表にPE◯号-◯00m、ナイロン◯号-◯00mと記載がされているはずです。
自分が巻こうとしているラインがそれより少なければ下巻きが必要です。
私は今回21アルテグラ4000(PE 1.5号- 320m)にPE 1.2号 300mを巻きます。
ほんの少し下巻きが必要になる程度でしょうか。
用意するもの
- 高速リサイクラー
- メインライン
- ハサミなどの糸を切るもの
- テープ(下巻きが必要な場合)
- 下巻き糸(ナイロンラインなど)
- 糸を巻き取るもの(空のラインケースなど)
いきなり「高速リサイクラー」なるものが登場して申し訳ありませんが、こちらは第一精工さんの製品でスムーズでストレスなくラインを巻くためにほぼ必須のツールですので、釣具屋やネットショッピングでの購入をおすすめします。
高速リサイクラー2.0は実売価格4,000円くらいです。
私は釣具屋のセールで3000円台で購入しました。
ない場合は手巻きやラインケースに鉛筆を刺すなど工夫すると、時間はかかりますが糸は巻けます。
次にメインライン(今回はPE 1.2号)と下巻き糸(今回はナイロン 6号)、空のラインケース(今回はPE 2.0号が巻かれてあったケース)を用意します。
ではいよいよラインを巻いていきます。
下巻きが必要ない場合は、目次「下巻きを巻く」まで飛ばして、そこから読んでください。
メインラインを巻いていく
まずはメインラインをリールに巻いていきます。
1.PEラインの場合、水で湿らせる
PEラインは熱に弱いですので水道水などで湿らせて摩擦熱による劣化を予防します。
2.メインラインをロッドの一番根本のガイドに通す
ガイドに通すことにより釣行時と同じ角度でラインを巻きつけていくことができます。
3.メインラインの端線をロッドにセットしたリール(スプール開放)にテープなどで貼る
仮固定ですのでテープなどで十分です。
4.手で数回スプールに巻きつける
5.高速リサイクラー、ドラグを調節し、適度なテンションをかけながらメインラインを全て巻く
下巻き糸をメインラインの上に巻いていく
驚かれるかもしれませんが一旦必要な工程ですので、下巻きをメインラインの上に巻いていってください。
1.メインラインの端をテープなどで止めて邪魔にならないようにする
2.下巻き糸を高速リサイクラーにセットする
3.下巻き糸をロッドの一番根本のガイドに通す
4.下巻き糸の端線を手で数回スプールに巻きつける
5.高速リサイクラー、ドラグを調節し、適度なテンションをかけながら下巻糸をスプールエッジが隠れない程度に巻き、本線から切断する
スプールエッジが隠れるまで巻いてしまうと糸巻き量が多くなりすぎてしまい、釣行時にラインが解けるように一気にボワッと広がり、ライントラブルの元となりますのでご注意ください。
エッジから1-2 mm離して糸を巻き終えることをお勧めします。
下巻きをメインラインの上に巻くことによりどれくらい下巻きが必要なのかがこれでわかりました。
糸を空のラインケースに回収
このままでは下巻きとメインラインの位置が上下逆ですので、一旦ラインを全て回収し、きちんとした順番で巻き直していきます。
まずは下巻きの回収からです。
1.空のラインケースを高速リサイクラーにセット
2.下巻き糸の端線をラインケースにテープなどで固定
3.下巻き糸を回収
4.メインラインが巻かれてあったケースを高速リサイクラーにセット
5.メインラインの端線をラインケースにテープなどで固定
6.メインラインを回収
下巻きを巻く
ここまでででやっと準備完了です。
※下巻きが必要ない方は(下巻きをメインラインに読み替えて)ここから読んでください。下巻きが必要ない場合はこの章で工程は終了になります。
1.下巻き糸を高速リサイクラーにセットする
2.下巻き糸をロッドの一番根本のガイドに通す
3.ベールを開放した状態で、下巻き糸をスプールにクリンチノットで固定する
4.クリンチノットのコブにテープを貼る
コブが段差になり、均等に糸が巻けなくなることを防止します
5.下巻き糸を巻いていく
メインラインを巻く
下巻き糸が巻き終われば次にメインラインを巻いていきます。
1.メインラインを高速リサイクラーにセットする
2.メインラインか下巻き糸をロッドの一番根本のガイドに通す
3.メインラインと下巻き糸を電車結びで結束する
4.メインラインを巻いていく
完成!
スプールエッジを少し残してメインラインを巻き切ることができました。
補足
高速リサイクラーには以下のようなオプションパーツもあります。
楽速電ドラビット
電動ドライバーに装着して、高速リサイクラー2.0での巻き取りを“楽に”“速く”行えるオプションパーツです。
高速リサイクラーは元々3.5倍速で巻けるようなギア比になっていますが、それでも大量の糸の巻き替えはしんどいものです。
この楽速電ドラビットを用いれば、電動ドライバーの力で、楽に速く糸巻きを終わらせることができます。
逆巻きスプール3変化
高速リサイクラー2.0に取り付けて、「逆巻き替え」・「塩抜き」・「糸捨て」の3つが出来る3変化スプールです。
特に、使っていない側のラインを先端に持ってくることができる「逆巻き替え」は、使い込んだラインの寿命を伸ばすことができ、重宝します。
まとめ
今回は自分で下巻き糸を巻いていく方法をご説明しました。
下巻きは自分でできたほうが安く済みますし、ラインの巻き替えにも対応できるようになるのでこの機会に覚えてしまいましょう。
どんなリールでもこの方法で糸巻き可能ですので皆さんも試してみてくださいね。