こんにちは、釣りケン(turiken753)です!
今回は釣りに使用される糸(ライン)の種類について解説していきたいと思います。
釣り糸の種類
釣り糸には素材の種類によって大きく4つの種類があります。
- ナイロン
- フロロカーボン
- PE(ポリエチレン)
- エステル
特徴
ナイロンの特徴
- 安価
- 水にやや沈む
- 伸びがある
- ライントラブルが少ない
- 劣化が早い
- 「乗せ」の釣りに有利
安価で扱いやすく、釣りを始めた方から玄人まで万人に使われるラインです。
伸縮性があり魚がかかってからのやりとりで安心感があります。また、餌釣りなどでは魚に違和感を与えにくく食い込みがいいという利点もあります。
伸縮性があることの欠点としては、伸びることで手元のアクションが伝わりづらくルアーフィッシングに向かないということです。
また、吸水性があり紫外線にも弱いため、他のラインと比べて劣化は早いです。
フロロカーボンの特徴
- 高価
- 水に沈む
- 伸びはなく感度が良い
- 耐摩耗性に優れる
- 「掛け」の釣りに有利
やや高価ではありますが、その強い耐摩耗性ゆえにPEラインを使用する釣りでショックリーダーとして用いられることが多いです。
また、水にすぐ沈む特徴を生かしてボトムフィッシングで用いられます。
硬くクセがつきやすいので、初心者には扱いが難しいかもしれません。
PEの特徴
- 高価
- 水に浮く
- 伸びはなく感度が良い
- 引っ張り強度に優れるが擦れに弱い
- 摩擦熱にも弱い
- 同号数でもナイロン、フロロと比較して細いため飛距離が出る
- ライントラブルは修復困難
- 「掛け」の釣りに有利
感度と抜群の飛距離から近年様々な釣りでメインラインとして用いられています。
引っ張り強度には優れますが、擦れに弱く、傷が入ると脆いのでショックリーダーとしてフロロカーボン(またはナイロン)を先端に結束するのが一般的です。
欠点としては扱いに慣れが必要で、ライントラブルを起こすと修復が困難なことです。
エステルの特徴
- 比較的安価
- 水に沈む
- 伸びがなく感度が良い
- 急激なショックに弱く、切れることも
- 摩擦熱に弱い
- 張りが強くスプールになじみにくい
- 「掛け」の釣りに有利
近年、ナイロン、フロロ、PEに次ぐ、第4のラインとしてアジング、エリアトラウトなどで使用されるようになった新しいタイプの糸です。
感度の良さなど特徴はPEに似ますが、PEとの決定的な違いとして水沈むことが挙げられます(重い順にフロロカーボン>エステル>ナイロン>PE)。
軽量ルアーを決まったレンジに通してくるアジングなどの釣りではPEの浮力さえも邪魔になってくるので、水に沈むエステルの出番となるわけです。
エステルもPEと同じくショックリーダーは必須でフロロカーボン(またはナイロン)を先端に結束するのが一般的です。
こんな釣りに使う
ナイロンが向く釣り
魚を「乗せ」ていく釣り。
食い込みの良さを活かして餌釣りに用いられる。
例)投げ釣り、カゴ釣り、前打ち・落とし込み釣りなど
フロロカーボンが向く釣り
魚を「掛け」ていく釣り。
さらに水に沈む特徴を活かしてボトムの釣りにも有効。
例)ボトムフィッシング、PE・エステルのショックリーダーなど
PEが向く釣り
魚を「掛け」ていく釣り。
感度の良さからルアーフィッシング全般に用いられる。
飛距離を活かして投げ釣り・カゴ釣りに使われることもある。
例)ジギング、エギング、シーバスフィッシング、投げ釣り、カゴ釣りなど
エステルが向く釣り
魚を「掛け」ていく釣り。
感度の良さと水に沈む特徴からアジング、メバリング、エリアトラウトに用いられる。
張りが強すぎてスプールへのなじみが悪いため、使える糸の太さは細いものに限られる。
例)アジング、メバリング、エリアトラウトなど
まとめ
釣り糸には主にナイロン、フロロカーボン、PE、エステルの4種類のラインがあります。
それぞれのラインの特徴を理解して使い分けることで釣果upも望めるのではないでしょうか。
では、また!