こんにちは、釣りケン(turiken753)です!
今回はいつも私が堤防でお世話になっているサビナイフについて紹介していきたいと思います。
サビナイフとは
刀匠と刃物の町、岐阜県関市にある G.SAKAI というメーカーが販売するナイフです。
何がすごいかというとこのナイフ錆びないんです。
まあ全く錆びないということはないと思いますが、市販のナイフに比べて圧倒的にサビに強いです。
その秘密はナイフのブレードに使われている鋼材錆に強い「H-1鋼」。
H-1鋼
H-1鋼とは
日本金属工業㈱で開発された高強度オーステナイト鋼を、刃物用材に明道金属㈱が調質加工を加え生まれた合金。塩分、海水でも強い耐食性を向上させた。調質加工により、靭性、硬さが得られているために刃持ちがよく、また一般砥石でも研ぐことができる。
参照:G.SAKAI
錆びの原因と言われている炭素の保有量が0.15%と一般的なステンレスと比べ極端に低く、代わりに窒素が添加されています。
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成分表
HRC56-58
C:0.15%, Cr:14.00-16.00%, Mn:2.00%, Mo:0.50-1.50%, Ni:6.00-8.00%, N:0.10%, P:0.04%, Si:3.00-4.50%, S:0.03%
実験:本当に錆びないの
実際にG.SAKAIが1年間、ステンレスのナイフとH-1鋼のナイフを3%食塩水につける実験を行っています。
結果だけ添付しますが、実際にHPを見られるとその凄さがお分かりになるかと思います。
300日目
一般的に錆びにくいと言われるステンレスの包丁も塩水につけて放置すると流石に錆が出てきているのに対し、サビナイフは全くといって良いほど錆が生じておりません!!
インプレ
私もAmazonで「サビナイフ9 シャークレイ」という商品を2020年3月に購入し使用しています。
まず切れ味ですが、研がずに釣り場に持っていっても問題なくハマチや真鯛の腹を切ったり、頭を落としたりできます。
おそらく頭を落とすのは本来の使用法ではなく、シャークレイというナイフの性質上、脳にテコの原理のように押し当て、突き刺して神経締めをするのが正しい使用法だと思いますが、骨も断てるほどの切れ味でした。
およそ1年1ヵ月ほぼ毎週使用し、水洗いする程度でしたが
この通り全く錆びていません。
切れ味もほとんど変わらず、過度に力を入れることなく、釣り場で魚をさばくことができます。
研ぎ方
ほとんど切れ味は変わりませんが切れにくくなってきたなと思ったら、市販のダイヤモンドシャープナーなどを使用するといいと思います。
シャークレイは特殊な形状のため普通の砥石で研ぐのは苦労します。
私が使っているシャープナーはLANSKY シャープナー ブレードメディック LSPSMED01。
ダイヤモンドテーパーロッドで何回か刃を研いでやるだけで切れ味が蘇ります。
まとめ
今回はG.SAKAIのサビナイフの紹介でした。
堤防で魚の頭を落としたり、内臓を抜いたり様々な場面で活躍すると思います。
但し、釣り場から帰るときは来た時よりも美しくしましょう。
マナーを守って楽しく釣りを楽しんでください。